車のエアコンから酸っぱい臭いを感じる。雑巾を乾かしたのようなあの臭い。
原因は一体？
車のエアコンというのは右の写真、エバポレーターと言われる部品を空気が通過することによって冷やされます。このエバポレーターは空気を効率的に冷やすために、アルミのフィンがついており、表面積を広げております。表面積が広い分、効率的に冷やすことはできますが、実はデメリットも。それは臭いが付きやすくなるのです。

ひとつひとつの臭いがアルミフィンにこびりついて乾燥すると、臭いのミルフィーユが出来上がります。このミルフィーユからは酸っぱい臭いが…。
ひとつひとつの匂いはいい匂いでも、混ざるとクサイ臭いになってしまうのです。

予防方法として、一番いいのはエアコンをなるべく内気循環ではなく外気導入にすることです。匂い成分が車内に存在しない状態でエアコンをまわせば、アルミフィンに臭いが付きにくくなります。

一度付いてしまった臭いは、洗浄で除去するしかありません。市販の洗浄スプレーで除去しようとしても間接的にエバポレーターを洗浄するため、洗浄能力が低く、洗浄剤が残り、また臭いの温床となる場合があります。

当社ではエバポレーターを高圧洗浄機で丸洗い。今まではダッシュボードを分解しないと、直接洗浄は無理とされてきましたが、特許取得の技術でエバポレーターをカメラで確認しながら、直接洗浄（Dr.BAZOOKA洗浄）。大量の水で汚れを除去するので、洗浄能力が違います。

一番汚れているのはエバポレーターですが、臭いがついている箇所はエバポレーターだけではありません。高圧洗浄機が届かない箇所は霧状の消毒剤を噴霧し、消臭いたします。